この記事では大人気漫画「私たちはどうかしている(わたどう)」8巻のあらすじ・ネタバレ・感想をお届けしていきます!
「わたどう」7巻では第1部のクライマックスを迎えましたね!
七桜と椿はきちんと話を話しを出来ないまま光月庵では火事が起きてしまい、3年後の場面に飛んで終わりました。
七桜と椿は火事の後、会うことなく離れたのか…3年間の間に何が起きていたのか…?
「わたどう」第2部も衝撃展開が待っていることと思います!!
それでは『わたどう8巻ネタバレあらすじ&感想!婚約破棄の栞がまさかの重要人物!』と題してお届けしてまいります!!
Contents
私たちはどうかしている(わたどう)8巻のあらすじネタバレ!
【宣伝】本日「私たちはどうかしている」8巻が発売されました!
寒い日なのでこたつでぬくぬくしながら楽しむのはいかがでしょう✨私はソワソワするので本屋さんをのぞきに行こうかと思います☺️
ずっと読んでもらってる方には1ページめの違いにまず気づいてもらえるかと・・・ pic.twitter.com/rOtHj2pzAf
— 安藤なつみ (@natumiando) December 13, 2018
椿と離れ、お腹の子も失くしてしまった七桜のことを想うと…胸が痛みますね。
しかし、多喜川の協力を得てまた立ち上がることができたようです!!
椿と七桜、それぞれ別の場所でスタートする「わたどう」新章、まずはあらすじをどうぞ♪
わたどう8巻のあらすじ
【お知らせ】本日発売BE-LOVE21号に「私たちはどうかしている39話」を載せていただいてます✨
内容と今の季節がまさに今!シンクロ!だったので芭蕉の句とか出てきたりとても情緒に浸れながら描けた回です(*^^*)よろしくお願いします☺️あと髪の動きにこだわった! pic.twitter.com/5yam0tjjGu— 安藤なつみ (@natumiando) October 15, 2018
新章開幕。光月庵の火事から10ヵ月。意識不明の重体だった椿もようやく回復。行方がわからない七桜を探し回るが、一向に見つからず焦燥感だけが増してゆく。そんな椿のもとに足繁く通ってくる長谷屋の栞は、ある決意を胸に秘めていた。
一方、傷が癒えた七桜もまた多喜川の力を借りて立ち上がる。背負わされた重い運命は、愛と復讐の歯車を思わぬ方向へと導く!!
引用:U-NEXT
7巻ラストシーンの火事から3年後ではなく、まずは10か月後の様子が描かれているようですね!
椿は七桜を探し回っているなんて、あらすじだけで切ないです…
それでは、さっそく新章開幕の8巻ネタバレに行きましょう!!
わたどう8巻の確定ネタバレ|火事から10か月後!赤の目覚め
ーーあの火事のあと 俺は10日間意識が戻らなかった。目が覚めたとき、あいつはもういなかったーー
火事から10か月後、椿は光月庵で和菓子教室を開いており「光月庵で和菓子作りを教えてもらえるなんて夢みたい」と好評なようです…教室を終えて厨房へ戻った椿は、七桜のことを考えていました。
「和菓子教室?椿さんが?全然想像できない!」そう言って楽しそうに笑い「でも、いいね!私にもやらせて!!」そんな風に話す七桜を思い浮かべていました。
そこへ女将が現れ「くだらないね。和菓子教室なんて店の品位が落ちることして恥ずかしい。当主がやることじゃないでしょう」と言いました。
さらに「七桜さんのこといつまで探すつもり?あなたはあの子より店を継ぐことを選んだのに…それより向き合うべき人が他にいるでしょう?」と言う女将。
(この気持ちは愛情なのか憎しみなのか。七桜に会いたいのか会いたくないのか。七桜が消えたあの日から、ずっと矛盾を抱えてる…)
ーー和菓子教室が開かれる日、大雨で生徒が相次いでキャンセルしていた中、栞がずぶぬれになりながらやってきました…栞は「和菓子作りは唯一の楽しみなんです。結婚するまでにたくさん作りに来たくて」と話し、
椿が「結納は明後日ですよね。本当に良かったです。予定通りに話が進んで」と返すと、栞はどこか寂しそうな顔をしました。
…栞が作業の合間に爪で自分の指を引っ掻いてしまい「いたっ」と言うと椿が「大丈夫ですか?!」と栞に手を伸ばしました…手を伸ばした先は、栞の頬にできた火傷の傷。
光月庵の火事で椿が倒れていたとき、焼け落ちてくる柱から栞が庇ってくれたことを椿も覚えていました。
栞は赤くなりましたが「爪で引っ掻いただけです」と作業に戻りました…椿はふと栞の作っている御菓子を見て「ずいぶん赤く色づけするんですね」と声をかけました。
栞は慌てて「今日の漆黒のお皿には濃い方が映えると思って…すぐやり直します」と言いますが、椿は「栞さんは赤が好きなんですか?着物もいつも赤ですよね」と。
美人で愛嬌のある姉二人に比べて地味だった栞…「赤い色を身に着けたらきっと私のことも見てもらえるって思ったんです。父には似合わないからやめろって言われます。ほんとそう思いますよね」と話しました。
椿はそんな栞を見て自分の幼少期を思い出しました…そして「どうして決めつけるんですか?俺の気持ちなのに。俺は結構好きです」と栞の御菓子を見て言いました。
栞は椿の言葉にかおを赤らめるのでした…(わかってる。一度、人生をこの人に狂わされた。今度はちゃんと幸せにならなくちゃ)
ーー数週間後、長谷屋にて栞の結納の日を迎えていました…「着物、とてもきれいな色ですね。淡い桜色が栞さんによく似合ってます」と婚約者に言われ、栞は浮かない顔をしました。
栞の両親は、顔に傷を負ってしまったのに破談にもせず感謝している、と婚約者に頭を下げました…すると「そんな…事故だったんですから…それに栞さんには表に出るようなことはさせませんのでご安心ください」と婚約者は言いました。
さらに「そういえば和菓子教室はいつまで続けられるんですか?栞さんにはなるべく家を守ってもらいたいんです。そのかわり必ず幸せにしますので」と…
(言わなくちゃ「はい、よろしくお願いします」そう言えばお父さんもお母さんも安心する。私も…幸せに…)しかし栞の脳裏には椿が浮かびました。
――その頃、火事から意識が戻っていない大旦那のお見舞いに来ていた椿…持ってきた牡丹を活けようとすると、すでに花が…看護師に誰か来たのか訊くと「あら。さっきまでなかったのに、誰かしら」と。
椿の脳裏には七桜の顔が真っ先に浮かびました…そして病室を出飛び出し「七桜…七桜!」と叫びながら、必死に七桜の姿を探しました・・・
ーー栞は結納に集まった親族たちの前で土下座をし、「すみません、私…結婚できません。どうしても欲しいものがあるんです」と言うのでした。
わたどう8巻の確定ネタバレ|栞は浅野川の橋の下で…
椿は七桜に似た人を見つけて追いかけましたが、結局七桜かどうかは分かりませんでした…(…本当に七桜だったのか?だとしたらどうして..)椿は病室に戻り、誰かが活けたであろう「関山(遅咲きの桜)」をじっと見つめるのでした。
ーーその頃、結婚できないと言いした栞に父親は激怒し、栞の頬を叩きました…「何度私の顔に泥を塗れば気が済むんだ!全部お前の幸せのためにやってるんだぞ。今からでも門倉さんに許しを貰うんだ!」
そう言う父に「‘’何の取り柄もないからお前は早く嫁に行くのがいい‘’お父さんの言葉をずっと信じてきました。でも…牡丹は赤にしたいんです。私を自由にしてください」と栞は決意した表情で言い返しました…
父は唖然とし「…あの男だな…あいつは一度お前をズタズタにしたんだぞ!なぜこだわる!!」と言い、さらに「出て行け。二度とこの家の敷居をまたぐな」と言い放ちました。
…荷造りをして出て行こうとする栞を二人の姉が呼び止めました…「これを持っていきなさい。あなたへのお守りよ」
「覚えておいて、この家の血があなたに流れていることは変わらない。誇りを踏みにじられることは許されないから」と言って姉は綺麗な布に包まれたものを栞に渡しました。
ーーその後、栞の父は「若旦那を出せ!」と光月庵に怒鳴り込みに来ました…椿が出て行くと胸倉を掴み「貴様!今更栞をたぶらかしてどうするつもりだ?!」と怒鳴りました
「何の話ですか?栞さんは結婚の話が進んでいると聞きましたが」と椿が答えると、栞は結納をぶち壊して出て行ったと栞の父に言われ、椿は驚きました。
光月庵から縁談の話が来たとき、和菓子屋の嫁なんて苦労するだけだと断ったが、栞が「どうしても受けたい」と初めて我がままを言ったから決めたのだと栞の父は話しました。
そして椿を睨みつけ「なのにお前は大事な式で栞に恥をかかせて…顔に傷まで…」と言って椿の顔を殴り「栞に言っておけ!長谷屋の名を名乗ることは一生許さんと!!」と「言い放ち帰っていきました。
立ち尽くす椿に女将は「やはりあれは栞さんだったのかしら。浅野川の川べりをスーツケース片手に歩いていて。おとといの夜似た人を見かけたのよ」と言いました。
ーー栞は住み込みで働ける和菓子屋はないかと手あたり次第に聞いて回りますが、雇ってもらえそうにもありません…下駄で歩き回っていた足には靴擦れが出来ていました。
そして今日も栞は浅野川の橋の下に段ボールを敷いて眠りにつきます…しかし、ガサガサと音が…なんと泥棒が栞のスーツケースを漁っていました。
栞は「菓子帳だけはダメ!!」としがみつき、泥棒と揉み合いになり…泥棒が手を振り上げたその瞬間…!「このまま指をへし折ろうか」そう言って椿が現れ、栞は助けられました。
椿は泥棒を警察に引渡し、公園のベンチで栞に「落ち着きましたか?その菓子帳、俺が教室用に作って渡したものですよね?どうしてそんなの…」と尋ねました。
ーー栞が椿と初めて会ったとき…栞は習い事の絵付けの展示会に‘’椿‘’の花を描いた器を出品していましたが、誰も目に留めない中、椿だけが「この椿…どうして葉がないんですか?」と声をかけました。
葉っぱのない椿の絵柄は縁起が悪いと言われているが「椿があまりにも美しいから偉い人が独り占めしたくて悪い噂を流した」という説もあり、そちらの方が好きだからとだと栞が説明すると
椿は「面白いな。気に入ったのでいただいていきます」と笑顔で買っていきました…栞はこの頃から椿に恋をしていましたーー
栞は頭を下げながら「お願いです。私を光月庵に雇ってください。自分のこと、もう諦めたくないんです」と頼みます…
椿は少し考えて「うちは厳しいと思います。素質がないと思ったらすぐ追い出します。きっと一ヶ月で逃げ出しますよ」と笑いました。
栞は涙をこぼしながら「私…死ぬ気で頑張ります」と言いました…(茨の道でもかまわない。この人の傍にいたい。秘密を隠し続ける)
一方その頃、女将は和室を磨き上げながら「美しくなければ。埃一つ落ちていてはいけない。大事な子の部屋になるのだから」と呟くのでした。
わたどう8巻の確定ネタバレ|火事から3回目の秋を迎えた光月庵
あの火事から3回目の秋を迎えた光月庵で、栞はすっかり看板娘になっていました…一方の椿はと言うと、あまり店の御菓子を作らなくなっていました。
そのことについて城島が山口に言うと「仕方ないだろ。大旦那様の代わりを全てやっているんだ」と言いました…椿は店の切り盛りで毎日忙しくしてるのです。
栞はそばで椿を見ていられることに幸せを感じ、楽しそうに仕事をしていました…そんな栞を部屋に呼んだい女将は「ウチに来て2年も経つのに椿さんとはまだ何もないの?仕方ないわね…」と言いました。
そして栞の首筋に練り香水をつけ「どう?男を虜にする妖艶な香り…時には自分から攻めなくちゃ。栞さんはとても魅力的よ」と耳元でささやきました。
その夜…栞は大部屋でうたた寝している椿を見つけました…(自分から攻めるのよ)女将の言葉がよぎりますが、栞にそんな勇気はありませんでした。
栞はそっと椿に上着をかけ、椿のほつれた着物を縫い始めました…やがて椿は目を覚まし、栞に「その着物…」と声を掛けました。
「あ…勝手にすみません。ほつれが気になって。早く治してあげれば長く着られますから。椿さん着物、どれも素敵ですし。あ、椿さんはどうぞ早く寝てください」と栞は言いました。
しかし椿は「…いや、俺ももう少しここにいます」と言って書類に目を通します…そして椿はふと月を眺めて考えていました(もう3年も経つのか…七桜はどうしているんだろうか…)
椿の脳裏には七桜の顔が浮かびます…(今のアイツを思い浮かべるといつも同じ情景が浮かんでくる…雑踏とは無縁の静かな街、そこに佇む小さな和菓子屋。そこで毎日和菓子を作ってる。毎日…楽しそうに)
(幸せにやっているんだろう。自由に御菓子を作ってる。3年…過去にするのに十分な時間だ。俺は過去に縛られている。6歳のあの時からずっと…でもあいつは前を向いているんだろう…幸せでいるんだよな)
翌朝、椿は大旦那のお見舞いに行く前に、白藤屋にお使いに出かけようとする栞に「今度新しい着物を選んでもらえませんか」と声をかけました。
「あ、お使いですね」と返す栞…すると椿は「違いますよ。たまには一緒に出掛けませんか?」と…その言葉に栞の顔は赤くなりました。
椿はこの時「この道や行くひとなしに秋のくれ」という俳句を思い出し、こんな言葉も以前の俺なら出てこなかった、と思うのでした。
ーー椿がお見舞いから帰ってくると「すみません。光月庵の若旦那ですか?」と呼び止められました…そして「私、雑誌の記者をやっている高橋と言います」と男に名刺を渡されました。
ーーその頃、栞は椿のの誘いの言葉を思い出していました(それってやっぱり…デート?)期待してもいいものか、バスを待つ間ぼんやりしていると…バスが到着し、栞は慌てて立ち上ります。
その際に隣の男の子にぶつかってしまい、捕まえていたトンボが逃げてしまって泣き出してしまいました…すると「ボク、これじゃダメかな?」と女の人が「トンボの和菓子」を差し出しました。
男の子は泣き止んで御菓子に大喜びし、栞もその御菓子を見て「綺麗…」と見惚れてしまいました…
ーー記者だと言う高橋は、椿に火事の真相を記事にしたいと言います…そして「もう一つ調べたいことがありまして…18年前の事件。調べたら面白いことが分かる。そういう情報があったんですよ」と言いました。
ーー(赤じゃないけど秋の空って分かる…淡い色合い…)栞はハッとして、去っていこうとする和菓子を差し出した女性の腕を掴みました。
ーーーどうして私はこの手を掴んでしまったの?だって…だってこの人は…この世で一番会いたくない人…ーーー
わたどう8巻の確定ネタバレ|あの事件の容疑者は何かの間違え…
栞と七桜は近くのお茶さんに入りました…「すみません引き留めてしまって」と栞が言うと「本当びっくりしちゃいました。栞さんとあんなところで会うなんて。元気そうでよかったです」と返す七桜。
3年ぶりに見る七桜はずいぶん雰囲気が変わったよう…そんな七桜に、今までどうしていたのかと栞は尋ねました。
七桜は東京のお店で修行し、3か月前にやっと自分のお店を持てるようになって金沢に戻ってきたこと、店は市内の外れにあることを話しました…そして「栞さんは?今どうしてるんですか?確か結婚されるって…」と。
栞が結婚の話はなくなり、今は光月庵で働かせてもらっていると話すと七桜は驚きましたが「そっか~!栞さんが看板娘ならお客さんも喜びそう」とにっこり笑いました。
(七桜さんはどうして笑顔でいられるの?椿さんのことも…もう何とも思ってないような…)栞は少し腹が立ちました。
そしてためらいながらも「七桜さんのお店、市内ってことは光月庵からも近いですよね?…気にならないんですか?お客様の奪い合いとか…」と尋ねました。
七桜は「ならないですよ。‘’新月‘’昔、そんな名前の羊羹を持って行ったなぁって…今の億月庵はまさにそんな感じ。暗闇で何も見えていない。…今の御菓子、椿さんほとんど作ってないですよね?」
「一番美しくて美味しい御菓子を出す。それ以上に大事なことってあるんですか?作れるのに作らない。店の名前にあぐらをかいてお客様を甘く見てる。そんな店に負ける気しないから」と言いました。
栞はガタン!と立ち上がり「そんなことないです。光月庵は立派な…誇れる店です」そう言ってお代を置き、お辞儀をして去っていきました。
「誇れる店…ずっと一途に思い続けてるなんて…すごいね…栞さん…」一人残った七桜はそう呟きました。
ーー椿は、部屋で記者:高橋との会話を思い出していました…「若旦那には妻の他に女の影があり、それに逆上した妻である女将が夫をグサリ。そんな真相があったら…結構スリルある記事になると思うんですよね」
そう話す高橋に「あの事件には容疑者がいたんですよ」と言うと。。。
高橋は「ええ。職人の女性。でも、それが間違いだったら?」と言うのでした。
(そうだ。あの夜、女将はお父様の部屋に入っていない。それは俺が一番よく知っている。どうして…なんでいまさらそんな話が出てくるんだ…?)
ーー七桜は自分の店【花がすみ】に雨にぬれながら帰ってくると、珈琲を片手に本を読みながら店番をしていた多喜川が慌ててタオルを持ってきました。
「多喜川さん私、栞さんに会いました。突然だったからちょっと動揺しちゃって…余計なこと言いたかもしれない。でも大丈夫。私と会ったこと、栞さんは椿に言わないと思うから」
そう言って下を向いている七桜を多喜川は抱き寄せました…びっくりして多喜川の顔を見上げると「あれ?七桜ちゃん泣いてるんじゃないんだ。なぁんだ、せっかく僕の番がやってきたと思ったのにな~」
多喜川はそう言って七桜の頭を撫でました…七桜は「泣くわけない。私がどんな思いをしてきたか多喜川さんが一番よく知ってるでしょ?」そう言って着替えて厨房に立ちました。
ーー3日後、栞は七桜に会ったことを椿に話さなくてはと思いながらも、今日も椿が出かけてると聞いてホッとしていました。
「どういうことなの椿さん!」女将の声で椿が帰ってきたと気付く栞…女将は五月雨亭の茶会の御菓子に光月庵が選ばれなかったと知り、動揺していました。
そんな女将に「もう決まったことです。でもまだ五月雨亭主催の新春園遊会の御菓子は決まってない。来週その選定会がある。その御菓子は俺が作ります」と椿は淡々と言いました。
ーーその頃、花がすみの厨房に立つ七桜の元に「光月庵の若旦那」が五月雨亭主催の新春園遊会の選定会に出るという電話がきていました…「…テーマは‘’月‘’。楽しみにしていると伝えてください」
ーーー譲れないものがある。人には些細なことかもしれない…でも私には生きる意味なのーーー
わたどう8巻の確定ネタバレ|椿の目が見えていないことに気づく七桜
七桜は選定会に向けて、毎日深夜まで厨房に立ち続けていました…「まだやってるの七桜ちゃん」と多喜川が声を掛けますが、手を止める気配はありません。
「諦めるつもりはないんだね…光月庵を乗っ取って君のものにすること」と言われた七桜は「ママの残した御菓子を光月庵から出す。あの日そう決めたの。今度こそ誰にも邪魔させない」と言いました。
ーー椿もまた、試作品づくりをしていました…‘’鏡の空‘’と言う名のススキの穂を模した御菓子を見た職人たちが感嘆する中、栞は何か物足りない…と。
栞は五月雨亭の銘々皿が白磁だと思い出し、淡い色の御菓子では沈んでしまうのでは?と意見すると「…皿のことまでは考えてなかったな。ちょっと考えなおします」と言って椿は外へ出ました。
椿は水たまりに映る月を見てひらめき、厨房に戻りました…そして‘’空明‘’という美しい御菓子が完成し、栞も職人も見惚れてしまいました。
椿は「昔の人々は月を直視せず、池の水面に映る月を見て楽しんだものです。空明…‘’二つの月‘’…」と話し、この御菓子を出すことに決めました。
そんな中「こんなすごいのが作れるのに…どうして店の御菓子をもっと作らないんだよ」と城島がボソッと呟いているのを栞は聞き逃しませんでした。
ーーその頃、女将は市議会議員の男性と料亭で待ち合わせており「小耳にはさんだんですけど、先生…五月雨亭の栓定員をされているようですわね。これを先生に…」と風呂敷を渡すのでした。
そして選定会当日・・・「この選定会にも参加してるんですか?「花がすみ」という店は…」と椿が五月雨亭の女将に尋ねると「してますよ」と言われました…(花がすみ…一体どんな御菓子を作る店なんだ)
椿は自分の御菓子を提出し、結果はすぐに出ないため帰ろうとすると…目の前がかすんでふらつきます…そして一緒に来ていた山口を先に帰し、ふらつきながら庭の木にもたれかかりました。
その頃、七桜も五月雨亭に来ており、御菓子を提出して庭に出ました…七桜の御菓子は‘’明月‘’で、雲一つない空に輝く月…今の自分の気持ちだと感じていました。
庭を歩いていると、木にもたれかかって下を向いている椿の姿を見つけます…(光月庵の正式な後継者は私。今の光月庵には消えてもらう。誰にも邪魔させない)意を決し、何食わぬ顔で椿の前を通り過ぎます…
しかし気になったのか振り返ると、椿も顔を上げました…そして七桜と椿の目が合いますが…「誰か…いるのか?」と椿は言ってそのままふらついて倒れそうになり、とっさに七桜が支えました。
椿は七桜の手を振りほどき「すみません…すぐ治まりますので…大丈夫です」と…七桜は椿の目が見えていないことに気づくのでした。
ーーー今夜は紅い月 月はどこまでも私たちを追いかけてくるーーー
私たちはどうかしている(わたどう)8巻を読んだ感想!
#わたどう#わたどうA
『第41話』
庭での二人の再会シーンは時が止まったような緊張感が画から伝わってきてしばらくの間ページをめくる事が出来ませんでした😣💦 pic.twitter.com/HiACkFMN7q— マロン (@_navy_rabbit) August 30, 2019
「わたどう」新章のスタート、いかがでしたか?
椿は火事のあと、七桜をずっと探していたんですね…そりゃあそうですよね…ひたすらに切ないです。
そして栞…まさかこんなに重要人物になってくるとは、1巻では思ってもみませんでした!
婚約を破棄されたというのに、椿のこと、ずっと好きだったんですね~。
一方の七桜はもはや「打倒:椿」とでも言うような勢いでしたね!たくましい。
しかし椿の目が見えていないと知り、どう思ったのでしょうか…。
ここでSNSの反応もご紹介していきます♪
SNSの反応は?
私たちはどうかしている8巻読み!光月庵の火事から七桜は姿を消し、そこから時は経ち…。なんだか椿の様子がおかしいんだけど…と思ったらそういう訳だったのね!なんか悲しい終わりかたにならないでほしい!最後は二人分かりあって寄り添えないかなーと思っている。#私たちはどうかしている pic.twitter.com/rrWIXiKL1t
— ゆーきゃん (@yukyan_1101) March 1, 2019
『私たちはどうかしている』
感想🌸39話
城島くんが栞さんにきつく当たるのは、七桜に気持ちがあるからなんだろうなぁと思いました。
3年経っても椿が七桜のことを考えていると分かって、嬉しい気持ちになりました💕#わたどうA #わたどう— なつみかん🍍 (@mikan_4300) August 30, 2019
『私たちはどうかしている』
感想🌸40話
3年の間に七桜は見た目も雰囲気も少し変わって、中身も強くなったなと思いました!
そして、ひげのない多喜川さん、めちゃめちゃカッコいいです😍💕#わたどうA #わたどう— なつみかん🍍 (@mikan_4300) August 30, 2019
「私たちはどうかしている」8巻
今回もめちゃめちゃ面白かった😭最後……..最後がぁぁあああ!!
え、嘘でしょ…..そういう展開!?え……無理無理。続き早く〜_:(´ཀ`」 ∠):ってなったwww— ちび太 (@aoi5535) December 30, 2018
時が経っても変わらず七桜のことが頭にある椿に、嬉しくなるみなさんの気持ちがよくわかります♡
そして何といってもラストの再会シーン、みなさんも大打撃を食らっている様子でしたね…!!
わたどう8巻の確定ネタバレまとめ
【お知らせ】本日発売のBE-LOVE22号に「私たちはどうかしている40話」を載せていただいてます☺️
見所はツヤベタです!w
描き応えがありました!
そして7巻の最後にも繋がりました。あと40話というきりのよい数字なのもちょっと記念です✨
よろしくお願いしますm(__)m pic.twitter.com/pNou05ZnyA— 安藤なつみ (@natumiando) November 1, 2018
「わたどう」8巻のネタバレあらすじ&感想をお届けしてまいりました!
第2部のスタート、みなさんの思っていた展開になっていましたでしょうか?!
まさか椿があのような状態になっているとは、さずがに驚きでしたよね。
図らずも椿の身に起きていることに気づいてしまった七桜は、一体どうするのでしょうか。
いろいろと起きるだろうと読む前に毎回、覚悟はしていますが…展開がまったく読めません!
なのであまり先の展開は考えず、淡々と読んでいきたいなと思います(笑)
ということで『わたどう8巻ネタバレあらすじ&感想!婚約破棄の栞がまさかの重要人物!』はここまで!
最後までお読みいただきありがとうござました♪
次回の「わたどう」9巻のネタバレあらすじ&感想もお楽しみに!