ガラスの仮面

ガラスの仮面漫画感想は面白い?実際に読んだ辛口評価&口コミも紹介!

ガラスの仮面 漫画 感想 面白い 辛口評価 口コミ
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昭和を代表する超大作少女漫画の「ガラスの仮面」ですが、その魅力は40年経った今も全く色あせることはありません。

そして、その画風も全く変わることもなく、愛され続けている不朽の名作です。

ぴよ吉
ぴよ吉
とっても面白いから、ぜひ読んでみて欲しい!
ぽめ吉
ぽめ吉
目がキラキラとか、絵がちょっと・・・

筆者はがらかめファンなので漫画好きでもそうでない方でも、ぜひ一度は読んで頂きたい作品ですが、果たして本当に面白いのでしょうか?

確かに、今ではもう懐かしいを通り越したレトロ調の画風が気になり手を付けづらいのも超分かる!

そんな辛口評価も含めて、世間でのガラスの仮面の感想や口コミを参考に、ガラスの仮面の魅力をご紹介していこうと思います。

面白い感想も辛口評価の口コミも、両方読んで頂き、ぜひ本作品に入って頂ければ、楽しい漫画時間を過ごせるはず!

ぴよ吉
ぴよ吉
長期休みはお家でのんびり「ガラスの仮面」はどうでしょう?

 

ガラスの仮面漫画感想は面白い?

ガラスの仮面漫画は手に取ったが最後、息を突かせぬ展開で非常にテンポよく進むので、途中で止めることができません(笑)

それほどまでにストーリー展開が優れている作品です。

飽きさせない展開のポイントは

  • 北島マヤ異常なまでの演劇に対する情熱
  • 平凡な少女に巻き起こる天才ゆえの悲劇展開
  • 対照的すぎるライバル
  • 叶わぬ恋物語

作品漫画の感想としては、一見平凡な少女北島マヤが、最初は学校の学芸会からスタートし、どんどん女優として目覚め、上りつめていきます。

しかし、成功しては嫌がらせ、事故、悲劇などなど数々の試練の繰り返し。

その試練を乗り越えて、読者の想像以上の大成功を成し遂げて一つずつ道を開いていく爽快感が、たまらないほど面白い!

なんて紅天女への道のりは長いんだ!という思いに胸も締め付けられます。

しかも、この大成功の裏には「紫のバラの人」という正体不明のファンの手助けも一役かっているわけですよ。

これだけアップダウンの定番要素が盛り込まれているわけですから、いつどこから漫画を読んでも一気に49巻まで行ってしまう!

まずはガラスの仮面の面白さをファン読者目線でご紹介していきましょう!

 

ガラスの仮面面白いポイント①|マヤのひたむきな情熱と才能

ガラスの仮面の最大の推しポイントは、北島マヤの異常なまでに群を抜いた演劇に対する才能と情熱です。

主人公北島マヤは、平凡でチビでどっちか言うと貧しくて、勉強も家事も一切できないパッとしない少女なのですが、いざ演劇のことになるとその才能を発揮。

一度見た舞台やテレビドラマの台詞やシーンを全て暗記し再現してしまうので、月影先生が目をつけた少女。

また、見たいお芝居のチケットのために、大みそかに100件近い出前を足でこなし(自転車無し)、さらには真冬の海に飛び込み、海に落ちたチケットを掴んで笑いながら戻ってくるほどの狂気じみた演劇に対する情熱を持っています。

北島マヤは一たび、舞台に立つと天性のセンスでその人物になり切ることができ、どんな役であろうと観客の目を集めてしまうのです。

かつて大女優に「舞台荒らし」なんて異名を付けられてしまうほど。

普段は人の影に隠れてしまうくらいなのに、舞台での度胸は目を見張るものがあり、台詞を知らない舞台であろうと、アクシデントで自分一人しかいない舞台になっても、決して演技を止めません。

自分の役を掴むためなら、北島マヤはどんなことでも試します。

家の中がボロボロに壊れようと、40度の熱が出ていようと、足が使えなくなろうと、山で遭難しようと関係ありません。

こうしよう!と思ったらとことんやり切る「恐ろしい子」なのです。

そして、その役を掴むセンスは常に舞台の大成功をもたらします。

 

ガラスの仮面面白いポイント②|マヤに起こる悲劇が半端ない!

天才女優である北島マヤですが、あまりにも平凡すぎるゆえか常に不利な状況に立たされます。

どこに行っても必ず嫌がらせをされます。

しかし、マヤが天才過ぎて大体返り討ちに合い、よりマヤの印象を強く残す結果に。

一番嫌がらせされていたのは、芸能界入りしたときで、食べ物にガラスを入れられたり、水をぶっかけられたり、小道具を壊されたり。

しまいには大道具のネジを外され、運が悪ければ高いところから落ちて大けがする事態に。

しかし、決してマヤの心は折れません。

見た目の平凡さで役を掴むと反感を買うマヤなのですが、対峙したものはその才能にひれ伏してしまうのです。

マヤの逆境からの機転や、役の課題に対する答えをしっかり漫画で見せてくれるところも、ガラスの仮面の気持ちいいところ。

どんな逆境でも、必ず道を切り拓いて立ち上がる強さも。

それを陰ながら支えているのは「紫のバラの人」なのですけどね(笑)

マヤちゃんは自分の身体さえあれば、どこでだって演技できる!という思考。

そんな演劇狂いの北島マヤですが、マヤにとっての最大の悲劇母の死だけは乗り越えることができませんでした。

ここからの復活劇が、マヤをさらにパワーアップさせるのです。

 

ガラスの仮面面白いポイント③|永遠のライバル二人の女優のバトル

ガラスの仮面のさらに面白いポイントは最強のライバル姫川亜弓の存在です。

サクセス系漫画の王道要素と言えば、才能、悲劇の次に来るのはライバル!

姫川亜弓は、すべてにおいて北島マヤと対照的。

両親が芸能界の巨匠、超大金持ちに加え、絶世の美少女。

頭もよくて、お稽古事でできないことは無いほど。

グルグルの巻き毛で、常にバラを背負って現れます。

マヤがドロドロぼろぼろになりながら稽古で役を掴むのに対し、亜弓は財力を持って一流のスタッフやら環境を整えて役を掴むのです。

しかし、そんな姫川亜弓は小さい頃から天才子役として活躍してきた演劇界のサラブレッドですが、実は全てひたむきな努力で演技の練習を積んできた頑張り屋さん。

姫川亜弓はどれだけ努力をつんで役を演じても、パパやママの娘だからと言われることに超コンプレックスを抱いています。

なので、自力で紅天女を演じて、女優として独り立ちすることが目標。

亜弓は、北島マヤと出会うまで自分は天才だと信じてきたのに、感覚で役を掴めて仮面を被れてしまうマヤに猛烈に敗北感と嫉妬の炎を燃やします。

しかし、亜弓さんは男前なので、絶対に卑怯な手を使わず、常に舞台でマヤと勝負するのです。

 

ガラスの仮面面白いポイント④|裏テーマはソウルメイト?

そして面白少女漫画に外せないもの!それは「恋」!

ガラスの仮面には、恋愛要素もしっかり盛り込まれています。

演技以外なんにもできない北島マヤですが、そのとんでもない情熱はけっこう周りの男性を引き込んでいきます。

実は絶世の美女亜弓さんより恋バナのある少女です。

ずっと仲良しの桜小路君もさることながら、「紫のバラの人」として陰ながらマヤを支え続ける速水真澄。

仕事の鬼、冷血漢とささやかれる真澄は11歳の年の差に悩みながらも、北島マヤを愛します。

しかし、この速水真澄は実はマヤの母親を死なせてしまった張本人。

マヤは母親の仇が、実は誰より大切な紫のバラの人という切ない展開に。

一方真澄も、母親を死なせてしまった負い目、11歳も年下の女優などなど苦悩する日々。

しかし、マヤと真澄はどれだけ離れようとしても、お互いの魂が引き合うように、惹かれ合ってしまうのです。

紅天女のストーリーも魂で繋がる男女の苦悩のストーリーゆえ、演劇を通して真実の愛を問うお話かも!

マヤと真澄の不毛な恋の行く末も、ガラスの仮面の醍醐味なのです!

 

ガラスの仮面面白い|SNSの口コミ紹介

ガラスの仮面はとても面白い漫画です。

今時あり得ないほどレトロな絵ですが、ガラスの仮面を読めば読むほどその違和感は不思議と無くなっていき、むしろ合っているとさえ思えてきます。

幾度となく、女優としてかなりのピンチに追い込まれる北島マヤですが、必ず舞台で成功する爽快さが面白さのポイントでしょう。

しかも、扱う演劇の話が比較的有名な作品ばかりですが、すごい!や素晴らしい!みたいなありきたりな感想だけではなく、マヤや亜弓がそれぞれの視点での解釈と答えをしっかり舞台で示すところに、「なんと!」と心が震えて熱いものがこみ上げます。

月影先生や黒岩先生の指摘も非常に分かりやすいので、面白さもさることながら表現するお仕事の方に一度は読んで欲しい作品です。

40年前から、観客はどう見ているか?あるいは観客にどう見せたいのか?を問い続ける作者はやはり只者ではありません!

 

ガラスの仮面漫画|実際に読んだ辛口評価&口コミも紹介!

ガラスの仮面漫画の面白さを推してきましたが、もちろん辛口評価もございます。

最も多いのは、「長い。」

続いて、「話の続きが出ない。」

ぴよ吉
ぴよ吉
実は40年以上続いて、現在49巻なんだ!
ひた吉
ひた吉
それは、少年誌だとあり得ないよ!

明らかに冊数が少ないと思いませんか?

とにかく休みが長いんです・・・

ですから、超長編大作と言えども、意外とすぐに読めます。

実際に、ガラスの仮面漫画はまだ終わっていませんし、実はこの49巻が出たのもすでに8年前。

辛口評価の口コミは、作者に対しての憤りが多いようです。

ぴよ吉
ぴよ吉
死ぬまでに最後まで読ませてくれ~!

 

辛口評価は連載スピードにあり!

大体どのレビューを見ても☆3~5を得ているガラスの画面ですが、辛口評価の主なものは連載スピードの不満です。

確かに、最新刊が出てから8年何も音沙汰がありませんから、言いたくなる気持ちも分かります。

作者が新興宗教的なものに入信されて執筆が遅れているという話も、読みたくなくなるポイントではありますね。

最後まですぐに完結したい派には不向きです。

さすがに8年空いたら話の内容も忘れてしまうもんね。

出るたびに、1巻から戻ればいいか!くらいの器の大きさが必要です。(笑)

そういう意味では何度でもマヤちゃんの逆境を楽しめる作品と言ってもいいかも!

「絵が無理」で遠慮している方はぜひ、乗り越えて欲しい。

死ぬまでの楽しみの一つとして気長に読んでいただくのはどうでしょうか?

 

レディコミ風な泥沼展開は不評!

絵を乗り越えて、読んでみれば大体の読者が面白い!とドはまりするガラスの仮面ですが、その面白さは正直演劇について発揮されています。

と言うより、マヤと亜弓の演劇バトルが面白すぎて、その他の要素が不評なのです。

ガラスの仮面48巻辺りから、真澄の婚約者紫織が狂い咲いており、紫織のしつこさがとにかく鬱陶しい。

読者は、ガラスの仮面における恋愛話は真澄とマヤ以外あまり興味が無いのかも。

実はガラスの仮面49巻に至っては半分以上紫織の気が触れた話で、紅天女が進まなかったのでじれったさはありますね。

真澄が魂の半身がマヤと受け入れる覚悟するのに必要なくだりだったかもしれませんが、ちょっとしつこかったかな?

単行本半分くらい使って、思いつく限りの悲劇展開を全部やってのけた紫織は、ある意味すごいかもしれません。

 

ガラスの仮面SNS辛口評価紹介

ガラスの仮面の辛口評価については、筆者もほぼ多くの読者様と同じくいつ続きを出してくれるのですか?という発売の遅さ。

さすがに8年の月日は、どこまでいったか忘れます(笑)

筆者はマヤがどうやって役を演じるかに興味があり、マヤの恋ですら演技にどう影響するかで興味津々なのです。

真澄と紫織のゴタゴタとか本当にどうでもいい。

また幻の名作「紅天女」のストーリーがつまらないと世間では不評っぽいですが、たしかに特に珍しい物語ではありません。

マヤと亜弓それぞれがどんな作品に仕上げるかでかなり紅天女は変わると思うので、ベースのお話がつまらなくてもいいと思います。

マヤのヘレンケラーもおもしろかったし!

桜小路君がこれ以上足ひっぱらないで!と願います!

 

まとめ

ここまで、「ガラスの仮面漫画感想は面白い?実際に読んだ辛口評価&口コミも紹介!」と題してガラスの仮面作品について、ご紹介してきました。

ぴよ吉
ぴよ吉
ガラスの仮面を読みたくなった!

ガラスの仮面を読んだことがない、または読んでみたいと思っている方の参考になればいいなと思い、実際に読んだ感想や辛口評価もまとめてつづりました。

たまに異常に長くなる手足や、目のキラキラや、白目になる絵を耐え抜いて頂いて、ぜひとも読んでみてください。

漫画好きの方はもちろん、何か表現するクリエイティブ系のお仕事をされている方に特にオススメしたい作品です。

北島マヤは天才肌で考えずに掴んでしまうのですが、周りの月影先生や演出家などが表現する、見せるということの真髄を紐解いて突いてきます。

漫画作品のストーリー展開としては自信を持って面白いです!

しかし、辛口評価は口コミでも、やはり終わらないが主でした。

そんな手を出してしまうと抜け出せない沼のような魅力をもつ作品ですが、ご参考になればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。